エヌテクキットPWM-00の基本的使い方
「PWM-00」の入力信号は2通り選択できます。
*内部の直流電圧を利用する場合
内部の直流電圧を利用する場合は付属のボリュームを左の写真のように取り付け、オプションエリアの OP1 にはなにも実装しません。
*マイコン等のD/Aを利用する場合
マイコンなどから信号を入力したい場合はオプションエリアの OP1 に10KΩの抵抗を実装します。
外部信号でコントロールする場合はデューティは100%にならない電圧を入力最大電圧にして下さい。デューティが100%になるとCMOSトランジスタの
ドライブ回路が動作しなくなります。入力最大電圧の目安は+2.5Vです。
* 配線上の注意
ボリューム又はマイコンからの配線は5cm以内にし、「PWM-00」の出力の近くに配置しないようにしましょう。PWMの出力は大きな電流をスイッチングしています。大きなノイズ源でもあります。一般に弱い入力信号を出力信号の近くへ持っていくと出力信号から入力へノイズが入りそれが増幅され再度入力信号として帰還され・・・・
とこの動作が繰り返され、しまいには回路が発信してしまう場合があります。これは「PWM-00」に限らず一般の電子機器の実装にも言えることです。
PWMの変調波(出力)はONしている時間を可変するだけです。電流値や電圧が変化するわけではありません。
LED等のようにピーク電流を制限する必要があるものを駆動する場合はオプションエリアの OP2 に電流制限抵抗または定電流ダイオードを実装します。
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LEDの電流制限抵抗の計算方法はこちらを参考----->LED-抵抗による電流制限
定電流ダイオードの使い方はこちらを参考---->定電流ダイオードの使い方
電流を制限する必要のないものを駆動するときはオプションエリアの OP2 を抵抗などのリード線を使い短絡します。
電流が多く流れる(1A以上)負荷を駆動する場合は 0.9mm2程度のスズ鍍金線で短絡してください