図1
オペアンプの電圧利得(ゲイン)は周波数特性を持っておリます。
周波数が高くなるほど電圧利得は小さくなり0db(ゲイン1)の時の周波数を
ゲイン・バンド幅積(Gain Bandwidth Product)と言います。この値はデータシートに数値か、または左図のような電圧利得周波数特性図が記載されています。
青線がオペアンプ自体の電圧利得対周波数のカーブです。
左図のA点はオープンループゲインと言い、オペアンプ自体の電圧利得(ゲイン)です。B点はオープンループゲインが下がり始める周波数で一般的にカットオフ周波数と言います。
C点はオープンループゲインが1の時の周波数すなわちゲイン・バンド幅積といわれる周波数です。
電圧利得(ゲイン)が下がる度合いは標準のオペアンプでは-20db/dec です。
例えば左図のような周波数特性を持つオペアンプで20db(10倍)の増幅回路を形成したとしてもゲイン対周波数は青線から右側にはみ出ることはなく赤線で示す特性になります。